7days法(抜糸無し)


7days法(抜糸なし)と従来法の違い

7days法ってなに?


今までの婦人科形成の手術は術後に約1ヶ月セックス出来ない期間がありました。

そのため、パートナーの方との関係を考えると、悩んでてはいても、手術に踏み出せないという方が大勢いらっしゃいました。


この問題を解決するため、抜糸なし7DAYSは吸収糸(溶ける糸)を用いて、粘膜下を緻密に縫い合わせます。

こうすることで抜糸が不要なためダウンタイムが短く、術後約1週間で性交を可能にしました。


通常、外側を縫うと糸の跡が多少ついてしまいますが、それを極限まで抑えたため、仕上がりがとても綺麗な方法です。


中縫いを緻密におこない外側には糸を露出させません。術後の見た目もすっきり!

さらに医療用ボンドでコーティングするので、術後しみたり、糸が擦れる事も無く、痛みがすくない方法です。

7days法と従来法(抜糸なし)の違い      --- 福澤 見菜子医師による解説 ---


7days法って、良いと言われるけど、何ががすごいの??を解決します。


従来は、患部を切除した後、止血してキズの表面を縫っていました。

この方法は単純で、若手の外科医でも比較的縫いやすいです。

そしてキズを段差なく縫い合わせやすく、時間もそれほどかからないというメリットがあります。

そのため、今でも一般的なきずの縫い方としては形成外科的に最も傷がきれいになりやすい方法といわれています。


ただし、婦人科形成で扱う“外陰部”の皮膚はどうでしょうか。

お腹の皮膚などと比較すると、半粘膜様で、かなり薄く、やわらかいことが分かると思います。

やわらかい組織に従来の縫い方をすると、抜糸までの間に糸が傷に食い込んで、痕になってしまうことがあります。(これをスティッチマークといいます)


お腹の手術跡がずっと残っているのと同じように、スティッチマークは一生目立つ傷跡となってしまいます・・・

これはどんなに熟練した形成外科医が行ってもある程度は生じてしまうため

婦人科形成においては、長いあいだ問題となっていました。


7days法は、スティッチマークをいかに残さないかという目的で考案されました。

糸を肌の表面に出さずに、内部に埋まった状態で縫うため、傷跡が皮膚に食い込まない画期的な方法です。

ケロイド体質などで傷が目立ちやすい方向けの特殊な縫合法を応用しており、婦人科形成でこの方法をおこなうと

傷跡を残すことなくとても綺麗に治ります。

ただし、表面からみても段差が分からないくらいにきず同士をピタっと縫い合わせる外科医の技術力が必要で

手術時間も従来法よりは長くかかります。そのため、7days法は執刀医の技術力が非常に重要です。


しかし形成外科の専門研修を修了し、形成外科専門医資格をもち婦人科形成の手術をおこなう医師は多くはありません。

福澤医師はいまなお大学病院で若手医師に指導をおこなう立場でありながら

専門とする婦人科形成の執刀数は世界的にみても最も多い形成外科医のひとりです。


症例写真を見て遠方から来院するお客様も多く、婦人科形成で人気の医師となっています。

(↑症例写真をクリックすると福澤医師の婦人科形成症例写真ページへ移ります)